ダイソン人気のヒミツ その1
サイクロン方式!!
話題のダイソンの掃除機を買いました。
実は、
2年前に、大手国内電機メーカーの同方式掃除機を5年の延長保証までつけて買ったのだけど、不満足だった。。。
買って半年で本体が発熱。すぐに購入した大手量販店に持ち込んだが、「こちららではわからないのでメーカーに送ります。但し異常がなくても送料と検査費用がかかります。」とのこと。唖然としたが、難波まで持ち込んだので持ち帰るのもいやなのでお願いをした。
数日後、メーカーのカスタマーサービス担当者から電話。「この掃除機はおかしくない。発熱の程度も普通。見たところ粉体がフィルタに沢山付着しているので、お客さんの環境がよくないのではないか?」ときた。キレた。私も仕事柄、発熱が異常かどうかはわかるし、分解しなくても内部構造・原因はわかる。なぜ発熱するのかを得々と説明してやったら、やっと引き下がった。もう一度チェックしてみる、と。 アンタ、技術者をなめたらアカンぜよ。
しばらくしたら、できあがりましたとの連絡。受け取ってみると、丸ごとニューモデルの新品になっている。しかも、その新機種は、コードを曳引くととフィルタを叩いて粉を落とす構造になっている。
確信犯だったのだ!!!
メーカーはクレームに気づいていたのに、知らんぷりをして新機種を出してしまおうとしていたのだ。しらばっくれる企業の態度。許せませんね、ホンマ。まるでどこかの自動車メーカーみたい。
で、
そういうわけでダイソンの掃除機を買うことになったわけです。購入のきっかけになったのはダイソンのキャッチフレーズ。
「ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」
「他の掃除機は紙パックやフィルタで濾し取る構造になっています。ダイソンは、、、」
知っていましたか?
「サイクロン方式」といっていますが、国内メーカーのものはフィルタで濾すので、実は今までの掃除機と変わらない。従来の紙パック式のほうがまし。
だからダイソンは、カタログで堂々と比較広告している。(左)
私の買った国産掃除機の写真もあった。。。
(次回に続く)
PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。