人検知センサの謎
先日は久しぶりで東京へお泊まり出張。国内のホテル滞在は久しぶりです。
さて、ホテルといえば宿泊客の安全を守るためのハイテクセキュリティシステムが満載なんですね。
写真は今年の夏にアメリカのホテルの部屋で見つけた空調のコントロールボックス。アメリカのホテルの空調機器って古くさいメカ式のものが多いのですがこれは結構最新式です。LCD表示と電子ボタンによる調節方式、なんと言っても特徴的なのはぎょろっとした目玉の人感センサ。
このセンサ、人の接近を検知するんですね。写真で見えている白い球の表面には同心円状に筋が入っているレンズ(フレネルレンズ)、球の中心には焦電素子という温度を検出する素子が入ってる。これだけで人が来るとピーッ。。。
カラクリはというと、
人は生きている限り熱源(体温)なので、バーベキューの炭と同じく弱いけれども熱線(赤外線)を放射していますよね。人が近づくとまずフレネルレンズがこの赤外線を集めて焦電素子の上に照射しちゃう。すると焦電素子は熱されて温度が上がるので「あっ熱くなってきた。人が来ているぞ」と感知するわけなんですね。
とてもシンプルな構成で人を検知する優れものです。
――――メカトロ商品設計請負 ASSIST TECHNOLOGY――――
商品開発・設計支援、技術者応援
————————————————
『アシステックのホームページ。見てね。』
http://www.assistec.jp
————————————————
『”和太鼓のススメ” 和太鼓のブログ好評連載中!』
http://taikohien.exblog.jp/
————————————————
『タカのライフワーク 和太鼓「飛炎」のサイト』
http://www.wadaikohien.com/
————————————————
有限会社アシステック 代表取締役 伊藤 隆康
――――メカトロ商品設計請負 ASSIST TECHNOLOGY――――
PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。