角度センサの正体
ディズニー玩具の角度センサとおぼしき部品を分解してみました。
円筒形の黒樹脂部品になにやら金属パーツがはまりこんでいます。
樹脂筒を切断し、分解してみました。
左の写真のようにカップ上になった金属部品が2つ、ボールが1個で構成されています。いずれもきれいな金メッキ仕上げです。
予想通りの構造。
内部構造断面図です。
黒い樹脂筒の中で、2個のカップ状部品が隙間を空けて向き合って設置され、中には金属ボールが入っています。
この向きでは、ボールは重力により一方のカップの中に収まっています。
次に、徐々に、傾けていきます。
すると、約45度傾斜したところで図のようにボールが動き出します。
45度~135度の傾斜状態ではボールは図の位置にとどまり、カップ間は金属ボールを介して導通状態になります。
めでたくスイッチONの瞬間です。
但し、原理からして紙面と垂直な方向の回転は検出出来ませんね。
非常にシンプルな構造の、1軸方向限定の傾斜スイッチだったんですね。
ディズニーランドで買ったなんの変哲もないおもちゃですが、1年の間に一生懸命設計改良がなされていたんですね。
来年もまた、買って調べてみますね。
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株式会社アシステック 代表取締役 伊藤 隆康
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PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。