家庭の電気コンセントは100Ｖの交流電源ですね。はるか遠くの発電所から運ばれてきた電気が、電柱の上にある変圧器で変圧されて家庭内に引き込まれています。

ところが、

身の回りにある殆どの電気機器の電子回路は直流電源で動いているんですね。つまり、どこかで交流から直流に変換しなければいけない。

なので、機器は”電源回路”と呼ばれる交流直流変換回路を内蔵しています。電気機器それぞれが同じような電源を持っているのは無駄なようですが、電圧もいろいろなので仕方ないですね。

この電源回路部分を機器内ではなく、外に出したのが「電源アダプタ（充電器）」なんです。つまり、機器の小型化や軽量化を重視して別々に分けたというわけですね。ＤＶＤやビデオ、テレビなどの据え置き型の機器は内蔵、携帯電話や小型電子機器などにはアダプタを使用します。

我が家にある電源アダプタの山。
これでもほんの一部です。
なんといろいろな種類がありますね。

規格は一応あるんですけど、メーカーは結構好き勝手にやっているところもあって、電圧、電流容量、プラグの極性、形状など、まちまちなんですね。

なので共用もなかなかできず、結局機器毎に対応したアダプタを持たなければならなくなる。私は買ったときに「これはどの機器用」と書いています。

う～～ん、無駄ですねえ。じゃまですねえ。

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株式会社アシステック　代表取締役　伊藤　隆康

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