人間ドックー胃のバリウム検査
先日、生まれて初めて人間ドックに行きました。
といっても半日コースの場合は、通常のの健健康診断とあんまり変わらないんですね。もっと大層に検査してくれるのかと思ってたんですが、少々あてがはずれちゃいました。
こんなことを言うとバチが当たるかもしれませんが、病院へ行くとワクワクしちゃいます。物理、生物、ケミカルと科学がいっぱいですもんね。
今回も胃レントゲン検査を受けたのですけど、年を追う毎に飲みやすくしかも量が少なくなっていきますね、あの”バリウム”って言うヤツ。胃膨らまし剤を飲んでげっぷをガマンしながら「はい、一気に飲んで~」って先生に言われるあの液体です。コップを持つと異常に重たいですよね。
この液体の正体は硫酸バリウム(BaSO4)なんですね。無味無臭で難溶性があり、アルカリや酸でも溶けない。だから身体に入れても吸収されず、すべて体外に排泄されるんです。
ココナッツカレ~。(失礼)
さて、Baの原子量はというと周期律表の56番目で137。Sは16番目で32、Oは8番目で16。なのでBaSO4の分子量は233。水は18なのであのコップに入っている”バリウム”はナント水の13倍の重さがある事になりますね。
どうりで重たく感じるわけですが、それにしても13倍というと、あのコップが250ml程度とすると、3.2Kgもあることになっちゃいますので、どうも純粋な硫酸バリウムだけではないようです。別の液体も混ぜているんでしょうね。
そういえば昔は「イチゴ味」や「バナナ味」なんてのがあったりして結構おいしかったのを覚えています。この”バリウム”も陰では開発者が一生懸命商品開発してるんですね。
―メカトロ商品開発・設計・製作 ASSIST TECHNOLOGY―
————————————————–
『ホームページ』
http://www.assistec.jp
————————————————–
『”和太鼓のススメ” 和太鼓のブログ好評連載中!』
http://taikohien.exblog.jp/
————————————————–
『私のライフワーク 和太鼓「飛炎」のサイト』
http://www.wadaikohien.com/
————————————————–
(株)アシステック 伊藤 隆康
PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。