光を検出する半導体”フォトダイオード”
さーて、しばらく光のお話しが続いていますが、今回は今までの様な”発光”ではなく、”受光”についてお話ししますね。
LEDとは電流を流すと発光する半導体素子のことでした。
実はね、このLEDに逆に光を当てるとどうなるか。あらら、電流が流れるんですね。つまり可逆的なんですね。ただし、LEDは発光に有利な構造になっているので効率は良くないんです。
それなら、受光に有利な半導体をつくろう、ということで登場するのが”受光素子(フォトダイオード)”。(フォトトランジスタというのもあります。)どちらも「光半導体」なんて一般的には呼ばれてるんですね。
こんなカタチしてます。
光検出としてさまざまなセンサーに使われてるんですね。
で、
身近なところでは、発光するLEDと受光するフォトダイオードを組み合わせたものがリモコンなんです。リモコンの中にLEDが入っていてスイッチを押すとTVに向かって飛んでいく。赤外線なので目には見えませんけどね。
発光した光はTV本体に内蔵されたフォトダイオードで受光されて、「誰かがスイッチを押したぞ」って認識されるわけ。いたって簡単な仕組みですね。
このフォトダイオードのでっかいヤツを並べたのが太陽電池なんです。(続)
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(株)アシステック 伊藤 隆康
PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。