水の不思議3
普段何気なく使っている水が、自然界ではかなり特殊な物質であることはおわかり頂けましたか?もうすこし考えてみますね。
忙しいときにどうしてもやらなくてはならない徹夜。
夜中を過ぎるとインスタントラーメンが恋しくなる。水を入れた鍋を火にかけてじっと待つあいだに見つめるナベの中。だんだんと熱くなってナベの底に気泡が一つ二つ。だんだん増えて最後には沸騰して泡だらけ。いざラーメンを放り込んで。。。あーおいし。
ところでこの泡の正体は何か、考えたことありますか。
何気なく空気と見てしまいがちですが、当然ながら空気ではなく純粋な水蒸気です。底付近の水分子が気化して水蒸気になっているんですね。水分子だけの気体ですね。
左の絵の右端の状態が水蒸気になった水の分子です。激しく運動しているので分子間距離が大きくなる(分子間のスキマが大きくなる=気化する)ワケです。
では、あのちっちゃな気泡1個の中に何個の気化した水分子が存在しているのでしょうか。
気泡の体積は1/100cc(0.01cc)と仮定してもそう大きくはずれてはいないでしょう。
気圧1atmで分子1モルの気体容積は22.4リットル。この中にアボガドロ定数個の分子があるので、0.01ccの中の分子の数は、
6x10exp23 x 0.01 /22400cc=6/2.2 exp17
3x10の17乗個ですね。1000兆の300倍個。。。
要するにいっぱいっ。
―”アイデアをカタチに”メカトロ商品開発・設計・製作 ASSIST TECHNOLOGY―
————————————————–
『アシステックのホームページ』
http://www.assistec.jp
————————————————–
『”和太鼓のススメ” 和太鼓のブログ好評連載中!』
http://taikohien.exblog.jp/
————————————————–
『私のライフワーク 和太鼓「飛炎」のサイト』
http://www.wadaikohien.com/
————————————————–
(株)アシステック 伊藤 隆康
PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。