スイミングプールの水の重さ
いよいよこれから夏本番。海へ川へ泳ぐ機会が多くなりますね。
でも私の場合は会員制スポーツジムで年中泳いでいます。ウエイトトレーニングはどうも苦手なので、もっぱらプールで水泳なんですね。シーズンに関係ないのでグーです。
で、
当たり前ながら6コース25mのこのプールには、いつも水が満杯。ところがこのプール、ビルの3階にあります。さぞかし重たいでしょうね。
水の重さを計算して、それに耐えうる構造設計が必要です。
さて、このプールに入っている水の重さは一体どのくらいでしょうか。
さっそく計算してみましょう。
測ってみると1コースの幅は約2m。6コースで12mです。深さは1.2mで長さは25mとすると、12mx25mx1.2m=360立法メートル。1立法メートルの水の重さは1トンなので、なんと360トンの水が入っているんですね。計算では水位が1mm上がると水の重さは300Kg増えることになります。
平均体重60Kgの人で換算すると約6000人分。あの面積の中に6000人の人が密集しているのと同じ重さがかかっている。。。
重たいですね~。こりゃ相当頑丈な構造設計をしないとビルが倒壊してしまいますね。
ちなみに、水の代わりに金塊をいれたら。。。6840トン!!
世界の金の産出量の2年分に相当する量ですね。
ま、ビルは崩壊しちゃうでしょうけど。
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(株)アシステック 伊藤 隆康
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PROFILE
ASSISTEC技術屋社長 伊藤隆康
ホシデン(株)開発研究所で9年、パナソニック電工(株)制御技術開発研究所で16年間新商品開発に従事。2005年に『株式会社アシステック』を設立し電子機器開発設計支援・コンサルティング業務を行っている。
和太鼓奏者。